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2022年


6月1日
今月、個展をやります。2年半ぶりです。
実質12日間の開催日で、以前に展示できなかった作品から最新作までの作品を、毎日入れ替えて約400点すべてを展示することにしました。
どうぞ、よろしくお願いします。

6月11日
さてさて、まずスペースの白い壁面全体に、およそ370個の画鋲で、20cm間隔のグリッドを作りました。
・・・ここに、12日間の毎日、違う作品を設置していきます。
計400点近くになると思われます。
さて、今日はどんな作品と出会うことになるでしょうか。
毎日、たのしみですね~

6月12日
初日展示風景、載せときます。
・・・今日16時からたぶん一時間ほど、2日目展示分との入れ替え作業を行ってます。
あれこれ悩んで長引くかもしれないですが。
その間は、はずした初日分の作品も下に並べておきますので、2日分観ることが可能ですよ、ボクの必死な?姿といっしょに!

6月13日
2日目。絶賛されて、気恥ずかしかったりもした。
黒っぽいちょうちょか蛾だかが、観に来てくれたし。
もちろん、窓から外へ、逃がしてあげましたよ。
もう、ちょっと、お尻に違和感あり。

6月13日
一枚、さかさまに、してみたり。

6月14日
3日目
レイアウトちょっと変えてみたりしてた。
大して変わらないけど。

6月15日
4日目
20センチ間隔のグリッドなので、制約があって、繊細な思い通りの配置・レイアウトは、あきらめなければならない。
その、不自由さ困難さを、毎日楽しんでいる。
まあ、インスタレーションということですね。

6月19日
6日目展示風景
15分遅れで到着したら、前日の分の展示を称賛された。渋滞で遅れてよかった。
あの方たちは、これらの作品は観ていない。
これらはこれらで、気に入ってもらった人もいて。。
画像では感じられないものを感じられる、実物のチカラ。

6月20日
7日目展示風景
と、裏の窓からの景色。真下の小路は昔小川があったらしい。今でも地下で流れているのだろう。
なるほど、ふわふわ浮かんでいるようなこのギャラリースペース。と、作品。
(ホワイトバランスが「電球色」のまま写していたようで)

6月21日
8日目展示風景、など。
ここのギャラリーの他に類を見ないところは、下の立ち飲み屋のお客が、しばしばトイレに上がってくること。
たいていは用を済ませたら、そそくさと降りていく。作者が居なかったら、観て行ってくれたりもするのかもしれないが。
熱心に観て行ったり、話しかけてくれたりする人もいる。
お酒を飲まないボクには、酔った状態でどのように見て感じてもらえるのか、わからない。
でも、普段自分からアートを見たりしないひとが、チラリでもいいから視界の端っこにでも作品に触れることが、意味のあることじゃないかと思っている。
で、ゆうべ。
酔客が一人、用を足しに上がってきて、出てきたら、いわゆる「くだを巻く」状態。いろんな話をし、
芸術なんてものはわからないけど、ピンと来たら買っちゃえばいいんだろ、とその場で一万円札を出したり。
人なれしてない、特にそういう人とかかわりを持ってこなかったボクなので、困ってしまったけど、なんとか下へ降りてもらった。
あとで聞いた話では、まあその人はいつもそういう感じで、わるい人じゃないんだけど、ねえ。
映像関係の仕事をリタイアしたひと。めずらしく展示・作品をほめてた、って。
やっぱり本当に作品が欲しかったようで、一点お買い上げいただいたのでした。
あの時は、手近にある作品をよく見もせずにてきとうに指さしてこれ買う、って言ってただけかと思ったけど、どうやら、階段を上がってくるときに、ピンと来ていたらしい。
ボクの展示全体も、ぱっと見の一瞬で何かを感じ取ってくれていたということだったらしい。
家に帰って、ちょっと本に手を伸ばして、最初の段落。
「得たきものは、しゐて得るがよし。見たきものは、つとめて見るがよし。又かさねて見べく得べきおりもこそと、等閑に過すべからず。かさねてほゐとぐる事は、きはめてかたきものなり。・・・」
(脚注列挙:無理してでも入手する/苦労してでも見る/別の機会に見ること、入手することもあるだろう/無欲にすませてはだめ/再び機会にめぐまれて本望を遂げる)
・・・つまり、見たいもの・欲しいものは、次の機会に、なんて思ってはいけない、っていうこと。
〔「蕪村文集(新花摘)」より〕
面白いことが、あるわ。

6月22日
九日目展示風景
たくさんお話しできて、作品をほめてもらえて、気付きもいただけて、ブラジルの花の写真も見せてもらえて、よかった。

6月25日
10日目展示風景
トレース用フィルムの裏に着色したものを、さまざま再構成した。

6月26日
11日目展示風景
和紙や箔、天然岩絵の具、油絵の具も。
正面の横長のは、学生のころスケッチした秩父の風景を、薄墨の下絵にしてあったパネルが見つかったので、それをもとにして、不慣れな?日本画絵具と金銀箔で、かたちにした。唯一の具象画?
今日、最終日でございます。最新作大放出でございます。

6月27日
12日目展示風景(最終日)
一貫性もテーマもない作品なので、配置に難航。まあ、だいたいなところで、なんとか。
それでも、いい感じになったね~、と、ふたりの人に言われた。
まあ、これ以上いじくり回しても、大して変わらないな。
一つ一つの作品がよければそれでいいのだし。

6月27日
昨日で、今回のボクの展示(意外にも!)無事、全日程終了いたしました!
ギャラリーの周囲、写しておきました。
ギャラリーと立ち飲み屋「納戸」は、ディープな?界隈の、もと肉屋さんでした。
同オーナーの「現代ハイツ」とは全然違う雰囲気で、お客さんも様々。
であるがゆえの、貴重な体験もたくさんできました。感謝。

お疲れさまでした。毎日の展示替えという発想も面白いですね。毎日伺えるとよかったのだけど…。

何ごとも、心残り、っていうくらいが、いいんじゃないかな。
蒸し暑いところ足を運んでいただき、体感していただけたこと(作品と、ボクとの会話なども)は、うれしい限りです。感謝。

昨日は、最終日の分の搬出・原状復帰。
明るいうちに、ちょっとだけ、周囲と、洞窟のような沖縄タウンの中を探検。
370個の画鋲もすべて外し、立ち飲み屋の常連さんたちともごあいさつ。
「心のきれいな人からきれいなものが生み出されるんだね~」というお言葉もいただきました。
「観た人の心がきれいだからきれいに見えるんですよ~」って返して、お別れしてきました。
12日間。 毎日片道車で1時間半かけてたどり着き展示替えあれこれレイアウト検討1時間ほどでなんとか終わらせ、、、
合計405点の作品を展示できました。前代未聞?世界初?の展示、かしらん。
なぜだかわからないけどボクの手からたまたま生まれてきたモノたちすべてを展示してあげたくなったのでこういうことになったのでした。
ほとんど目に触れずに終わってしまったモノじっくり多くの人に鑑賞されたモノなど状況によってさまざまだったでしょうけどこのスペースにボクの手でレイアウトされ展示された、それだけで、ボクも満足だし、それぞれの作品も満足したことでしょう。

2022年に読んだ本…

  • お台場アイランドベイビー (角川文庫) | 伊与原 新
  • 14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト | 飲茶
  • 荘子物語 (講談社学術文庫) | 諸橋 轍次
  • ヘルマン・ブロッホ著/古井由吉訳「誘惑者」
  • ほっとする 仏像図鑑 | 田中ひろみ, リベラル社
  • 神秘の人びと /岩波書店/古井由吉
  • 文学の淵を渡る 古井由吉 大江健三郎
  • 連れ連れに文学を語る: 古井由吉対談集成
  • 一汁一菜でよいという提案 /グラフィック社/土井善晴
  • 詩を読む人のために (岩波文庫) | 三好 達治
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論 カルロ・ロヴェッリ
  • 熊楠: 生命と霊性 | 安藤礼二
  • すべてふるさと 東日本・西日本篇 岡田喜秋
  • 渾斎随筆 (1978年) (中公文庫) | 会津 八一
  • ロベルト・ムージル 古井由吉
  • 續渾齋隨筆 (中公文庫) 會津 八一
  • 新潮 2020年5月号 古井由吉追悼号
  • 水 (講談社文芸文庫) | 古井由吉
  • 「色のふしぎ」と不思議な社会 ――2020年代の「色覚」原論 川端 裕人
  • 椋鳥 古井由吉
  • 聖・栖(新潮文庫) 古井由吉
  • 夜の香り 古井由吉
  • 新編 閑な老人 尾崎一雄
  • 末っ子物語 尾崎一雄
  • 美しい墓地からの眺め 尾崎一雄
  • 古井由吉 女たちの家 初版 中公文庫
  • 櫛の火(新潮文庫) - 古井由吉
  • 哀原 古井由吉
  • 行隠れ / 古井由吉 / 河出書房新社
  • 意識と本質―精神的東洋を索めて (岩波文庫) | 井筒俊彦
  • 老子と現代物理学の対話 21世紀の哲学を求めて / 長谷川 晃
  • 父のおじさん 作家・尾崎一雄と父の不思議な関係 | 田中敦子
  • 石田波郷読本 | 『俳句』編集部
  • 科学と宗教: エントロピー増大の法則の立場から宗教的修行を見る 長谷川晃
  • 日本の心と形 (GBコアブックス) | 長谷川晃
  • 個人人間と組織人間: 縄文文化と弥生文化 長谷川晃
  • 生命と健康法の話 (GBコアブックス) | 長谷川 晃
  • 「つながり」の精神病理 中井久夫
  • こころの四季 / 滝川 一廣 / 日本評論社
  • 喜びから人生を生きる! 臨死体験が教えてくれたこと / アニータ・ムアジャーニ
  • 社会脳からみた認知症 伊古田 俊夫
  • 自閉症スペクトラムとは何か / 千住淳
  • 古井由吉 【親】
  • 『宗教以前』高取 正男 - ちくま学芸文庫
  • 日本的思考の原型―民俗学の視角 (平凡社ライブラリー (88)) | 高取 正男
  • 神道の成立 (平凡社ライブラリー) | 高取 正男
  • 民俗のふるさと (河出文庫) | 宮本 常一
  • 空と大地の黙示―作家と風土 (1976年) | 岡田 喜秋
  • 忘れられた日本人 (岩波文庫) | 宮本 常一
  • NHKブックス 仏教土着 高取正男
  • 青水草 鈴木光影句集
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